接続実験室 ※注:今回は若干のハード自作要
こちらは、X68kに繋げるかも知れないけど、対応機種にX68kが書いてない(メーカー未保証)
ものを試しに繋いでしまおう!という、実に人柱モード全壊なコーナーです(笑)
というワケで、本ページの内容に関してメーカーへの問い合わせはしないで下さい!!
●PC連動電源タップ(USB連動型)
製品に関する詳細情報はメーカーの方が充実してますので、ここには置きません。
上のリンクを参照願います。
★周辺機器をX68kの電源と同期してON/OFFさせたい!
昔からありましたよね、こういう需要。今まではどうしていたかというと。
(1)特定のコンセントの電源電流を感知して、他のコンセントの電源をON/OFFさせるタイプの電源連動タップを使う
(2)5V動作、接点100V仕様のリレーをX68kのジョイスティックポート等に繋ぐ。要はON/OFF部を自作してしまう!
(1)ですが・・・昔使っていたTEAC製AC-P150Sは、X68kの待機電流を稀に誤検出する事があって、勝手に周辺機器が
ON/OFFを繰り返す事がありました。仕方なく、勝手にバラして検出レベルを無理やり上げましたが(ぉ
また、(2)は100V系の自作が含まれるので、かなり危険です!
★コレは使えるのか?駄目なのか?
もっと安全・確実に連動させる方法は無いものか。特に(2)の100V部分だけでもどっかのメーカーが作ってくれれば・・・
等と思っていたところに、上記の製品を発見!
本来は、DOS/V機のUSBポートに繋いで、他のUSB機器の電源を連動させる目的の製品。ですが、USBといえば
X68kにも「ネレイド」という素晴らしい同人ハードがあるじゃないですか!こいつにもUSBポートがある!
ならば、ネレイドに付けてしまえば使えるかも?!という事で、早速購入して接続!どぉだ!・・・あっれ〜?駄目??
連動デバイスが外付けHDD等の起動ドライブを繋いでる場合、電源ONと同時にUSBポートへ電源供給される必要が
あるのですが・・・ネレイドは、電源投入と同時にはUSBポートへ電源供給しない仕様なのでした(汗)。
てなワケで、この方法はNG。最初っから確認しろっての(大汗)
★無いものは作ってしまおう!(笑)
こういう製品は、大概、USBポートから電源を貰ってON/OFFさせるだけの、いわば上記(2)を製品化しただけの
もの。USBの電源は5V。ならば、電源投入と同時に5Vが供給されるコネクタに繋げば良いじゃないか!という事で、
ジョイスティックコネクタに繋がるように製品を改造・・・待て待て!改造しちまったらDOS/V機で使い回せないぞ(ぉ
てなワケで、ジョイスティックポートと製品のUSBコネクタ部とを中継するケーブルを製作する事にしました。
結果・・・無事、連動させる事ができました!
この手の製品なら、他社の類似品でも、たぶん連動させられると思います。
(注)USB連動電源の内蔵リレーの消費電力に注意して下さい。多くても100mA程度だと思いますが・・・
参考までに、以下にケーブル製作記事を載せておきます(汗)
ジョイスティックポート − USB連動電源タップ
中継ケーブルの製作
★用意するもの
(1)USBケーブル(Aタイプ、メス推奨) 例:USB-008(AINEX社製)
標準サイズのUSBコネクタにはAタイプとBタイプ、オスとメス、合計4種類あります。
USB連動電源タップは大概、他のUSB機器を中継接続出来るように、Aタイプのオスとメスの両方のコネクタが
付いているのでオスでも構わないのですが、間違ってDOS/V機のUSBポート(メス)に繋がらないよう、Aタイプ
(メス)の使用を推奨します。
(2)D−sub9ピンメスコネクタ (↓はX68kのジョイスティックポート信号名)
今どき、アタリ社仕様のジョイスティックコネクタなんて売ってないので(ジャンクで発掘できればラッキー?)、
D−sub9ピンメスコネクタで代用します。このコネクタもDOS/V機のRS-232Cコネクタに刺さってしまうので、
繋がないように注意して下さい。
(3)作業工具
必須工具 : はんだゴテ、 はんだ(適量)、 ニッパー、 テスター
あれば便利 : ワイヤストリッパー
★繋ぐ!
既に各コネクタの信号名を記載してありますので、各々のVcc(+5V)同士、GND同士を繋ぐだけです!
上記のパーツを使用した場合、
USBケーブル D−sub
+5V 1番(赤) → 5番
GND 4番(黒) → 9番
このように繋ぎます。D−subの5番と9番は意外と近いので、はんだでショートさせないよう注意しましょう。
はんだ付け後、テスターで導通チェック、ショートチェックしましょう。
★仕上げ
そのままだとD-subコネクタ部の配線が剥き出しなので、保護してやります。
(1)ちょっと出費プラスな方法 : D−subハウジングを使う
これを使えば、ケーブル断線の心配はありません。
組み立てると↓こんな感じ。
出っ張っているネジ(たいてい付属品)は不要なので、組み立て時に取り付けないようにしましょう。
但し・・・これだと、御覧の通りハウジングの一部が出っ張っていますので、きちんとジョイスティックポートの
奥まで挿入出来ませんので、抜け易くなります。見た目重視な方向けです・・・
気になる方は、出っ張りを削ってD−subとハウジングを接着しちゃうのも手です(ぉ
(2)見た目は悪い! : ビニールテープで巻いてしまう
見た目がもの凄く悪いですが(汗)、テープで巻くとこんな感じになります。一旦取り付けると外すことはまず
無いので、端子接触重視の方向け。ちゃんとジョイスティックポートの奥まで差し込めます。